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トランプ大統領の「米軍シリア撤退」表明の背景

2018/03/31 グローバルアナリシス

■ トランプ大統領の「米軍シリア撤退」表明の背景

3月29日、トランプ米大統領がオハイオ州で演説し、過激派イスラム国(IS)の打倒が終わったため、「私たちはまもなくシリアから撤退するだろう。あとは他の国々に処置を任せればいい」と述べ、米軍の早期シリア撤退に言及した。

その後、米メディアは、「今はまだ撤退の時期ではない」とする米軍当局者の見解を報道し、国務省の報道官も記者会見で「シリアを撤退するとの決定は把握していない」と述べた(『共同通信』)。

翌30日のロイター通信は、「トランプ大統領がシリアから米軍を早期に撤退させる意向を側近らに語った」ことを伝えた。側近たちは「米軍はまだあと数年間はシリアに留まるべきだ」と意見を述べたものの、トランプ大統領は不満で、政権内で結論は出ていなかったとのこと。

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