2018/05/09 グローバルアナリシス
■ トランプ大統領「イラン核合意からの離脱」を発表
5月8日、トランプ米大統領が、イラン核合意からの離脱を宣言した。
トランプ氏の演説は、「イランは主要なテロ支援国家である」から始まり、「核合意は一方的にイランに有利な取引であり、欠陥ばかりでひどい合意だ」といういつもの主張の繰り返しだった。マクロン仏大統領やメルケル独首相の論理的な説明も、イランが核合意を遵守しており、それが中東の安全保障に寄与しているというマティス米国防長官の助言も、トランプ大統領の考えを変えることは出来なかった。
イラン核合意に関するトランプ氏の認識は、大統領選挙キャンペーン時からほとんど変わっておらず、大統領職についてから様々なブリーフィングを受け新たな情報や説明が提供されたはずだが、トランプ氏は全く聞く耳を持たなかったのか、学ぶ気がないのか、その認識に全く変化が見られなかった。
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