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米中間選挙と「トランプ・ドクトリン」

2018/11/9 グローバルアナリシス

■ 米中間選挙と「トランプ・ドクトリン」

ポンペオ国務長官が発表した「トランプ・ドクトリン」

米中間選挙の結果、野党の民主党が8年ぶりに下院の過半数を奪回した。上院は与党・共和党が過半数を維持することになり、いわゆる「ねじれ議会」となる。当然ながら、今後議会運営が難しくなり、移民問題などの国内問題においては、トランプ大統領の思うような政策を進めることが困難になるだろう。

しかし、外交・安全保障政策面での「ねじれ議会」の影響は極めて限定的だと思われる。米戦略情報誌『Stratfor』は、一定の影響が出そうな分野は、サウジアラビアとの関係ではないかと予測している。カショギ殺害事件以来、議会におけるサウジアラビアの評判は急落しており、今後サウジアラビアの進めるイエメン紛争への軍事協力を縮小する方向への働き掛けが強まる可能性があるという。

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