2019/7/11 グローバルリスク・インテリジェンス
■ 米・イラン「威嚇の応酬」と関係国の動向
イランとの戦争を直前で回避したトランプ大統領
7月10日、米メディアは、イラン革命防衛隊の小型船5隻が、ホルムズ海峡付近で英国のタンカーの拿捕を試みたが、護衛していた英海軍フリゲート艦の警告により未遂に終わったことを大々的に報じている。
英国は、7月4日にジブラルタル沖でイランの大型タンカーを「欧州連合の制裁に反してシリアに原油を輸送していた」として拿捕。イラン側は報復を示唆していた。
イランをめぐる状況は、このところ目まぐるしく動いており、そのすべてが、米国とイランの緊張を高め、危険な方向へと向かわせるものばかりである。7月に入ってからの各国の動きを整理して、それぞれの動きが何を意味し、今後どんな事態を招く可能性があるのか、今号でも緊張高まる米・イラン関係を分析していきたい。
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