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米イラン「対話ムード」後の緊張

2019/9/13 グローバルリスク・インテリジェンス

■ 米イラン「対話ムード」後の緊張

9月4日、イランのロウハニ大統領は、「核合意履行停止の第三段階の措置として、核関連研究開発の制限を全廃する」と発表。核合意に基づいて停止していた核開発をさらに一部再開させた。

イランは、この第三弾の措置として、ウラン濃縮を20%まで引き上げることを選択肢に含めていた。もしウラン濃縮のレベルを20%まで引き上げれば、兵器級の90%までの工程の半分以上を終えるとされており、核爆弾一個の製造に必要な時間、いわゆる「ブレークアウトタイム」を一気に縮めることになり、核合意は破綻を免れなかった。

しかしイランは、20%濃縮ウランについて「今は必要ない」として見送り、核合意維持に尽力する欧州諸国との外交交渉の扉を閉ざさない決定を下した。

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