新着情報

イラン「司令官暗殺」で高まる米・イラン戦争リスク

2020/1/5 グローバルリスク・インテリジェンス

■ イラン「司令官暗殺」で高まる米・イラン戦争リスク

2020年1月3日、年明け早々に衝撃的なニュースが世界を駆け巡った。イラクのバグダッド国際空港で現地時間の2日夜に、イラン革命防衛隊(IRGC)の対外特殊工作機関「クッズ部隊」のカーセム・ソレイマーニー司令官が米軍による空爆で爆殺されたのである。

また、イラクの人民動員部隊(PMF)の副司令官をつとめるアブ・マフディ・アル・ムハンディス氏もこの攻撃で殺害されたことが伝えられた。

年末から年始にかけて、イラクにおける米国とイランの代理戦争は激しさを増し、米軍による攻撃でシーア派民兵組織の基地が攻撃を受け、その報復としてバグダッドの米大使館が襲撃を受けるなど、報復が報復を呼んでいたが、ソレイマーニー殺害は報復のエスカレーションを一気に高める極めて危険なステップである。

続きはこちら

Copyright © 2016 Izuru Sugawara. All Rights Reserved