新着情報

一時的な対イラン緊張緩和に動くトランプ政権

2020/2/13 グローバルリスク・インテリジェンス

■ 一時的な対イラン緊張緩和に動くトランプ政権

イランとの緊張緩和を狙うトランプ政権

米国とイランの緊張が全面戦争寸前まで高まり、両国が戦争回避のための行動をとってから一ヶ月。世界中で新型コロナウイルスの感染が話題になっていることもあり中東関連の報道は少ないが、米・イラン関係は表面的には穏やかである。

2月2日、中東地域を管轄する米中央軍のケネス・マッケンジー司令官は、イラン革命防衛隊のミサイル部隊が臨戦態勢を解除して通常の配置に戻ったことを報告している。また革命防衛隊海軍部隊の活動も通常レベルに戻っており、イラン側がソレイマニ司令官殺害後の臨戦態勢から、それ以前の通常態勢に戻ったとの認識を示している 。

一方、米国内では、1月8日のイランによるイラク駐留米軍に対する弾道ミサイル攻撃により、脳損傷を受けて治療を受けた米兵の数が109名に上っていることが明らかになり、にわかにトランプ政権を批判する声が強まっている。

続きはこちら

© Izuru Sugawara