新着情報

コロナショックでテロや過激主義が再活性化するのはなぜか?

2020/4/8 グローバルリスク・インテリジェンス

■ コロナショックでテロや過激主義が再活性化するのはなぜか?

4月4日、フランス南部リヨンの80キロ南方にあるロマンシュルイゼール中心部の商店や通りで男が刃物で通行人らを襲い、2人が死亡、5人が負傷する事件が発生した。容疑者はイスラム過激思想の影響を受けていた可能性が指摘されており、フランスの対テロ検察当局は、「テロ事件」として捜査を担当すると発表した。

新型コロナウイルスの感染ですでに8,000名以上が死亡しているフランスにおいては、小さな殺傷事件として軽視されてしまいがちだが、イスラム過激派組織はコロナウイルスの感染拡大で動揺する現在の世界に「チャンス」を見出し、宣伝・リクルート活動を活発化させている。

将来コロナウイルスの感染問題が少し落ち着きを見せ、危機管理担当者がやっと一息つけると思う頃に、再びテロのリスクが跳ね上がる可能性がある。今からそのリスクの火種に目を向けておきたい。

続きはこちら

© Izuru Sugawara