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トランプの「反中キャンペーン」と米軍の「インド太平洋戦略」

2020/7/31 グローバルリスク・インテリジェンス

■ トランプの「反中キャンペーン」と米軍の「インド太平洋戦略」

米中関係の悪化が著しい。7月23日には、トランプ米政権のポンペオ国務長官がカリフォルニア州で演説し、中国の習近平国家主席を「全体主義の信奉者」だと名指しで非難し、「マルクス・レーニン主義政権である中国共産党政権」との対決姿勢を鮮明にした。

ポンペオ国務長官は、13日に南シナ海の海洋問題についても、領有権問題では中立の立場をとるという従来の米政府の方針を転換して中国の海洋権益主張を「拒絶する(reject)」という強い言葉を使って否定した。

これに続けて米政府は、中国に対する強硬な措置を次々に打ち出した。14日には香港の自治抑圧に関与した中国政府関係者などへの制裁を定めた香港自治法が米国で成立し、21日に米政府はテキサス州ヒューストンの中国総領事館閉鎖を要請した。

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© Izuru Sugawara