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なぜ世界からテロは無くならないのか?

2020/12/18 グローバルリスク・インテリジェンス

■ なぜ世界からテロは無くならないのか?

政治的抑圧、社会の不公正、異なる人種・政治思想への不寛容が惹起する政治的暴力

2020年9月初めにフランスの風刺週刊誌シャルリーエブドがイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を再掲載して以来、イスラム過激派によるテロが頻発している。パリでは、9月25日に2名が切りつけられて負傷し、10月16日には、中学校教師がこの風刺画問題を授業で取り上げたことで過激派に殺害され、10月29日には南部ニースのノートルダム教会で3名が首を切られるなどテロが連続で発生した。

11月2日にはオーストリアの首都ウィーンの中心部で4名が殺害される銃撃テロが発生して世界に衝撃を与えたのも記憶に新しい。

一方、21年6月にはイランで大統領選挙が控えており、それまでに核合意をもとに戻すための外交に一定の成果を出し、核合意に前向きなイラン国内の保守穏健派の後押しを狙うはずであり、時間を無駄にせず対イラン外交をスタートさせるものと予想される。

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© Izuru Sugawara