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バイデン政権はイラン核合意「早期復帰」に動くか? 注目される米新政権のイラン担当特使

2021/2/2 グローバルリスク・インテリジェンス

■ バイデン政権はイラン核合意「早期復帰」に動くか? 注目される米新政権のイラン担当特使

1月27日、第71代の国務長官に就任したアントニー・ブリンケン氏が、国務省で初めての記者会見を行った。自分自身も元ジャーナリストであり、民主主義におけるジャーナリズムの意義と重要性についての深い理解と、集まった記者に対する敬意を表明して始められた記者会見は、終始和やかな雰囲気で進められた。

長官に就任した初日でもあり、「まだ何も決まっていない」中での挨拶程度の会見だったが、ブリンケン国務長官のいくつかの発言が早速メディアの注目を集めた。その一つがイランとの核交渉に関するバイデン政権の方針についてである。

ブリンケン氏は、「もしイランが核合意の下での義務の完全な履行に戻るのであれば米国も同様に合意に戻る」というバイデン大統領の言葉を繰り返し述べた後、イランは多くの面で核合意の順守違反をしており、(もしイランが合意順守に転じても)義務を履行しているかどうか評価するのに時間がかかる」として、核合意への復帰にはまだ時間がかかるとの見通しを示した 。

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© Izuru Sugawara