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政権発足100日で見えてきたバイデン政権の外交手法

2021/5/13 グローバルリスク・インテリジェンス

■ 政権発足100日で見えてきたバイデン政権の外交手法

バイデン政権が発足してから100日間の外交活動を振り返ってみると、同政権がこれまでに戦略文書や政策演説で打ち出した政策に沿って、時間を無駄にすることなく、精力的に外交を展開していることが確認できる。本稿では、本格的に動き出したバイデン外交をレビューすることで、同政権の外交的アプローチや彼らが繰り出す政策の戦略的な意味について考えてみたい。

バイデン政権の外交アプローチ

ブリンケン米国務長官は、3月3日に行った「米国民のための外交政策」と出した演説で次のように述べていた。

「ロシア、イランや北朝鮮も我々に深刻な脅威を与えているが、中国が我々に突きつける課題はそれらとは全く次元が異なる。(中略)中国は経済力、外交力、軍事力そして技術力の点から、安定的で開かれた国際システムに深刻な脅威を与え、我々が望むようなルールや価値観や国際関係を弱体化させる可能性のある世界で唯一の国だ」。

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© Izuru Sugawara