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バイデン大統領「訪問」でさらに混迷深まる中東

2022/7/22 グローバルリスク・インテリジェンス

■ バイデン大統領「訪問」でさらに混迷深まる中東

7月13日~16日、バイデン氏は大統領就任後初めて中東を歴訪し、イスラエルとサウジアラビアを訪れた。結論から先に言えば、この訪問は米国にとって非常に成果が乏しく、はっきり言って失敗だったと考えられる。

◆中東における「バイデン・ドクトリン」

16日、バイデン大統領はサウジアラビア西部ジッダで開催されたサウジなど6カ国が加盟する湾岸協力会議(GCC)と周辺国の計9カ国による首脳会合に出席。「米国が中東に積極的に関与するパートナーであり続ける」と宣言し、「中国やロシア、イランが埋める空白を残して中東から立ち去ることはない」と自国の存在をアピールした。

バイデン大統領はこの演説で、米国が中東に関与する上での5つの原則、いわゆる「バイデン・ドクトリン」を発表した。

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© Izuru Sugawara